昭和介護センターの中山です。
「訪問介護事業所での新型コロナウイルスに関する困り事・悩み事についてのアンケート」
の回答公開、第3弾です。
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繰り返しにはなりますが、
訪問介護の生の声を届けたいので、できるだけ回答の原文をそのまま使用します。
5月3日回答
持病で喘息がある利用者様から、
「熱は無いが、咳も止まらない。病院で保健所にPCR検査を依頼すると言われた」
という連絡が入りました。
週に1回の訪問で、連絡の2日前にヘルパーも訪問しています。
・感染は確認されていないこと
・訪問はしているが、濃厚接触にあたる状況におかれていなかったこと
の2点を理由に、ヘルパーさんには当該利用者様を除いて業務を続けてもらうことになりました。
当該利用者様は、サービス内容が掃除だけだったこともあり、
検査結果が出るまでヘルパーの訪問中止でご理解を得ました。
利用者様がPCR検査を受けるまでに1週間、結果の連絡があるまで3日。
合計10日も待つ事になり、事業所もヘルパー個人もとても不安な日々を過ごしました。
結果は陰性であったため、事なきを得ましたが、非常に不安な日々でした。
厚生労働省から指針は示されていますが、訪問禁止となる基準が解釈によってかなり緩くなることもあり、明確な答えが出せず。
保健所に問い合わせても、検査結果が陽性となるまでは感染者とは言えないので、ヘルパーさんが感染疑いともはっきり言えない。
というような内容の回答だけで、判断は事業所にゆだねられました。
ヘルパーさんに休みを取ってくださいと伝えても、公的な収入補償があるわけではありません。
危険をおかしてもらって、補償が無いのもおかしいので、事業所で補償も検討しました。
結果が陰性だったので良かったものの、今後の運営継続をも検討する事態になりかねなかったので、非常に不安を感じます。
5月4日回答
・新型コロナウイルスに感染され、自宅待機となった場合、サービスが必要である方に対してサービスを継続しなければいけないのか?
もし必要である場合、防護服や専用のマスクなどの支給はあるのか?
・電車通勤のヘルパーさんに緊急事態宣言後の対応。
※サービス提供責任者の方から勤務の可否の確認or本人からの申し出を待つ
・利用者様が37.5℃以上の熱がある場合、家族がいても通院介助はヘルパーが対応すべきなのか。
昨日、大阪府では吉村知事より、感染者を治療する医療従事者に1人当たり一律20万円を渡す方針が示されました。
介護職は感染者に対応をしても特別給付などはありません。
もちろん、疑いがある方に訪問しても、公的な補償があるわけではありません。
「感染者を治療する医療従事者」の方は最前線で戦っておられるので、そこと同じにして欲しいとまでは言わないですが、私たち介護職にもマスク以外の備品支給など、何かしらの補助をいただけるとありがたいと感じます。
株式会社クオリス
昭和介護センター
エリアマネージャー
中山 高文
大阪市東淀川区の
上新庄(ええやん豊新昭和介護センター)
淡路(おおきに淡路昭和介護センター)
井高野(あしすと井高野昭和介護センター)
の3か所で訪問介護事業所を運営しています。
約80名のホームヘルパーさん達とともに、
日々地域の福祉に貢献できるよう奮闘中です。
現在、昭和介護センター各店舗では、正社員・パートの募集を行っています。
詳しくは、ホームページ内の求人情報のページをご覧ください。
株式会社クオリスでは、
●クオリスケアセンター城東
●クオリスケアセンター生野
●クオリスケアセンター住吉
●クオリスケアセンター東住吉
●クオリスケアセンター平野
●クオリスケアセンター八尾
●クオリスケアセンター旭
●クオリスケアセンター住之江
●クオリスケアセンター東成
でも介護事業を行なっております。
クオリスケアセンターの詳細につきましては、
株式会社クオリスのホームページ↓
http://www.quolis-kaigo.com/index.html
または、QLSホールディングスのホームページ↓
をご覧ください。