株式会社クオリス 介護事業部長の中山です。
令和7年6月1日から熱中症対策が義務化されたことを受け、6月から7月にかけて、当社の介護職員向けに、熱中症予防研修を実施いたしました。
梅雨が明け、本格的な夏が始まるこの時期に、改めて熱中症に対する意識を高めることが研修の大きな目的でした。
介護現場では、高齢者の方々が熱中症のリスクが高いだけでなく、介護に携わる私たち自身も、身体活動量が多く、熱中症にかかりやすい環境にあります。そのため、この研修ではまず、軽度から重度まで、熱中症の具体的な症状について確認し、危険性を再認識することから始めました。
特に、高齢者が熱中症になりやすい理由については、体内の水分量が少ない、喉の渇きを感じにくいといった身体的な要因に加え、服用している薬や節電意識からエアコンをためらうといった生活習慣に関する要因も掘り下げて確認しました。これにより、利用者様一人ひとりの状況に合わせた、よりきめ細やかな配慮が必要であることを参加者全員で共有することができました。
(余談ですが、当社ではエアコンをつけずに熱中症の恐れがある利用者様には室内の温度調整の重要性をお知らせする文書を作成し、必要に応じて配布しています)
研修の後半では、具体的な予防策について深く学びました。利用者様の熱中症予防はもちろんのこと、まずは私たち介護職自身が、こまめな水分・塩分補給や通気性の良い服装、十分な睡眠と栄養といった基本的な対策を徹底することの重要性を強調しました。利用者様の安全を守るためにも、まずは介護に携わる私たち自身の健康管理が不可欠であるという認識を強く持つことができたと思います。
また、利用者様の熱中症予防策として、室温28℃以下、湿度70%以下を目安とした環境整備や、のどが渇いていなくても意識的に水分を摂るよう促す声かけの重要性についても詳しく学びました。万が一、熱中症の症状が見られた際の緊急対応(涼しい場所への移動、体を冷やす、水分補給など)についても、具体的な手順を確認し、いざという時に備える体制を整えました。
熱中症は「予防できる災害」です。今回の研修で得た知識と意識を日々の業務に活かし、利用者様も私たちも安全に、そして安心して夏を過ごせるよう、職員一同で努めてまいります。
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