ホームヘルパーは本当に介護未経験からできるのか問題について。

遅ればせながら、

あけましておめでとうございます。

昭和介護センターの中山です。

 

新年を迎え、新しい事に挑戦しようと介護の仕事を始められる方の応募が増えてきている今月。

 

そこで、

問い合わせの段階で聞かれる質問№1。

「ホームヘルパーは介護未経験からできるのか」

という質問にお答えします。

 

結論から言うと、

「できます」

 

介護職員初任者研修・介護職員実務者研修・ヘルパー2級・ヘルパー1級・介護福祉士のいずれかの資格を持っている事が前提にはなりますが、資格と向上心さえあればできる仕事です。

 

即戦力になれるかどうかの不安を感じておられる方から、この質問がよく出るのですが、根拠や実例を示しながら不安を解消していきます。

 

ホームヘルパーの仕事とは


まずは、訪問介護の仕事とはどのようなものか。

を簡単に解説します。

 

ざっくり伝えると、

「身体介護」と「生活援助」の2種類の提供が中心になります。

障がい者の方が対象であれば、外出の支援にあたる他の種類のサービスもありますが、ここではブログの趣旨とずれることと、身体介護と生活援助ができれば問題ないため、省略します。

 

「身体介護」とは、オムツ交換・入浴介助・外出の介助など

「生活援助」とは、調理・掃除などの家事の援助

を行います。

 

身体介護は資格取得時に実技をしているものもありますが、大半は学校では教えてもらえず、仕事をしながら技術を取得していくものばかりです。

 

ヘルパーの仕事は簡単?


ホームヘルパーの仕事は、正直に言うと、簡単ではありません。

コミュニケーションが大事になるため、先輩の会話内容や身振り手振りを見て技術を上げる必要があります。

 

また、それぞれのサービスに多少なりとも技術は必要になるため、習得していく必要はあります。

 

ただし、中途採用が主流の職業の割には、前職での技術を生かしにくい職種であるため、即戦力という見方をされない部分で、他の職種に比べるとハードルが低い仕事であることは間違いありません。

 

また、担当の利用者様を割り当てられた後でも、どうしても合わない利用者様なら変更を聞いてもらえるのもこの仕事の魅力です。

弊社のような中規模から大規模の事業所であれば、数十人、または百人を超える利用者様が契約されています。

人と人が基本的に1対1で接する仕事なので、合わない事は当然あります。

その時は他の利用者様に変えてもらえないか、相談してみることもできます。

 

次に、実際にどのようなサービスを提供することになるのかを解説します。

 

生活援助で不安になるのは「調理」


大半の「生活援助」のサービスは、ご自身が自宅でやっている家事の延長線上にあるものです。

 

掃除・洗濯・買い物代行・簡単な調理

 

どれも一度はやったことがあるのではないでしょうか?

 

掃除は利用者様のこだわりやそれぞれのやり方はありますが、掃除専門業者では無いので、特別な技術は不要です。

洗濯は、全自動洗濯機が主流のため、干し方だけ利用者様に合わせれば難しいものではありません。

買い物代行は、毎回ある程度決まった品物の購入になってくるため、利用者様から聞き取りができていれば問題ないです。

 

おそらく不安視されるのは、

「調理」です。

 

近年は、宅配弁当が普及し、調理のサービス自体が減少しています。

しかし、少数ながらも調理のサービスは存在するため、できるに越したことはありません。

そこで知っておいて欲しいのは、

レパートリーが少なくても調理には困らない。

ということ。

その理由は、よほど人数の少ない事業所に所属しない限り、複数のヘルパーさんがサービスに入っているため、その利用者様に料理を提供するのは、週に数食しかない。

ということです。

ヘルパーさんが代わる代わる料理を提供するため、朝昼夕の3食を週に7日、21食のうち、1人のヘルパーさんはそのうち数食しか提供しないのです。

それならば、訪問の度に毎回メニューを変えなくても提供できますよね。

 

ヘルパーさんによっても多少味が変わります。

利用者様はそれほど飽きずに食べられるわけです。

 

そう考えると気楽にサービスに入れますね。

 

また、調理のサービスが減っている昨今、どうしても調理のサービスが苦手な方もおられます。

実際にやってみて、「無理だ」と思ったら、他のサービスが無いか相談することも可能です。

ヘルパーさんを管理する責任者としては、それを苦にして辞められるくらいなら、変更して他の利用者様に訪問してもらった方がありがたいです。

 

身体介護は大体全部不安!


身体介護は、生活援助と違い、未経験の方にとっては全ての内容が未知との遭遇です。

 

オムツ交換…入浴の介助…車いすでの外出…

やったことが無いのが普通です。

 

そう。やったことが無いのが普通です。

 

そのため、未経験の方が即戦力になるわけがないのです。

弊社では、同行回数に制限をつけず、何度も同行しています。

できるまで同行してもらうことは何も悪い事ではありません。

時間をかけてでも、将来的に戦力になってくれることを信じて同行し続けます。

他の事業所も同じなのでは無いでしょうか。

 

利用者様も、そこはある程度理解されています。

利用者様にとっても、技術が高い方が最初から担当についてくれれば良いですが、ヘルパーさんも、そんなプロばかりではありません。

まだ介護を受け始めて間もない方は、長い付き合いになる事を期待して受け入れてくれます。

介護を受け始めてから長い方は、介護を受けるプロとして、初心者マークが外れるまでしっかり受け入れてくれる方が大半です。

 

介護を受けている方は、介護をする側も歳を重ね、高齢の方から引退していくのも理解されています。

 

未経験だから…と不安になるのは当然ですが、最初から結果を求められる仕事ではないので、始めやすい仕事です。

 

本当に介護未経験でも大丈夫?


ここまでの説明を読んでも、不安な方はおられるはずです。

 

それは、専門学校などで施設から介護職を始めることを勧められる方が多いことも原因だと感じています。

もちろん、施設の方がオムツ交換の数は多く経験できます。

入浴介助も、車いすを押す機会も多いです。

 

しかし、在宅では、施設以上に利用者様ごとに個別のやり方をいくつも経験することができます。

全く同じやり方の利用者様など、ほぼ存在しません。

また、一般的な施設よりも契約している利用者様が多いため、サービスパターンが必然的に多くなります。

 

施設でももちろん経験はできますが、在宅の方が初心者には難しい、成長するには施設の方が良い。

という発想を持っている在宅介護経験者少ないのではないでしょうか。

 

そのため、同じ介護未経験なら、始めるのは施設でも訪問介護でも同じだと感じています。

 

どうやったら始められるのか。


ここに誘導するために書いたブログだと思われるのも嫌ですが、ここに誘導するためのブログです。

ただし、ウソは書いていません。

始めるか始めないかは個人の自由のため、始め方も書いておきます。

 

メインの仕事として訪問介護を始められる方は、常勤(正社員)ヘルパーでの応募をオススメします。

慣れてくればパートヘルパーの方が稼げる場合もあるのですが、未経験の方で技術を身に付けながら安定した収入を得るのは難しいため、正社員の方が無難です。

まずは正社員ヘルパーの募集を探してみましょう。

このブログを見られている方は、インターネット環境がある方なので、indeedgoogleで介護の求人を探せば、すぐに見つかるはずです。

もちろん、ハローワークでの検索も良いですね。

 

副業として始める方は、もちろんパートヘルパーへの応募になります。

弊社でも、介護以外の仕事をしながら、夜や土日、またはメインの仕事のシフトの間に仕事をされている方も多数おられます。

正社員と同様に、求人検索サイトなどから探してみましょう。

 

まだ介護の資格を取得されていない方は、まず専門学校の検索からです。

専門学校を紹介しているサイトから検索するのも良いですが、

私は都道府県の公式ホームページなどから学校を探すことをオススメします。

(例:大阪府のホームページ

ピンクの部分をクリックするとリンク先の大阪府のページを開けます。

思ったよりも近くに学校がある場合もあり、学校により受講料に差があるため、行政の公式ページから探すと良い発見にもつながります。

 

弊社から一番近いのは、日本メディカル福祉専門学校様です。

もし開催予定があれば、問合せしてみてください。

 

最後に未経験から勤務の実例


ここは、体験談のため、興味がある方のみ読んでください。

手短に書いています。

 

①専門学校から直接採用したパートさん

弊社では、専門学校の実習生を受け入れていることもあり、実習・卒業後、そのまま入職される方もおられます。

・夫の扶養に入っているため、パートで仕事を始めたい。

・資格を活かし、上級資格もある仕事をしたい。

・将来、プライベートでも活かせる技術を身に着けたい。

という理由で応募されました。

 

家事の経験はあるものの、介護という世界が始めてのため、まずは家事の援助から開始。

利用者様の心身の状態の変化を感じ取ることに重点を置いてサービス提供にあたっていただきました。

一通りサービスに慣れてきたところで、オムツのパッド交換と陰部の洗浄のみのサービスに同行し、少しずつ技術を身に着けていかれます。

関節が固まってしまっている拘縮の強い利用者様のオムツ交換も何度も同行して見につけ、気が付けば大半の介護は経験しておられました。

もう少し介護の世界を詳しく知りたい。収入も上げたい。

という想いから、非常勤のサービス提供責任者へ昇格。

長年、責任者級として活躍されています。

 

②接客業から転職した正社員ヘルパー

介護業界ではよくある、飲食店・美容部員・美容師からの転職。

この方もその一人でした。

・前職での体力の限界を感じ、長く続けられる仕事をしたい。

・親が介護を受ける年齢になってきたので、業界を知っておきたい。

・自分の可能性を探りたい。

という応募動機でした。

仕事が中心の生活をしており、家庭は持たず、子供はおらず、調理はほぼ未経験という現代における一般的な方でしたが、カレー・野菜炒め・肉じゃがの3つしか無かったレパートリーをゆっくりゆっくり増やしつつ、介護の現場に慣れていかれます。

接客には慣れているため、コミュニケーションを武器に利用者様に受け入れてもらい、家事の技術を習得。続いて身体介護も1年近くをかけて習得。

決して物覚えは良い方では無いと自身で感じておられた方でしたが、一流のヘルパーさんに成長しました。

 

③介護はあくまで副業のパートヘルパー

本職で事務系の仕事をしており、副業での応募でした。

・今の仕事を続けながら、介護福祉士を取得したい。

・本業に支障が無い程度に社会貢献したい。

・サービス業を経験したい。

という志望動機でした。

本業が終わった後の1時間程度、ヘルパーとして勤務し、身体介護と調理はしない。

という徹底したスタンスでの勤務。

掃除や買い物代行をメインに3年間勤務し、見事に介護福祉士の国家資格を取得されました。

 

このように、働き方は様々で、経験も問わず活躍できる仕事です。

 

ご興味がある方は、不安がらずに、まずは一歩、踏み出してみませんか?

 

 

株式会社クオリス

昭和介護センター

エリアマネージャー

中山 高文

大阪市東淀川区の

上新庄(ええやん豊新昭和介護センター)

淡路(おおきに淡路昭和介護センター)

井高野(あしすと井高野昭和介護センター)

の3か所で訪問介護事業所を運営しています。

約90名のホームヘルパーさん達とともに、

日々地域の福祉に貢献できるよう奮闘中です。

各店舗にて、正社員・パートの募集を行っています。

詳しくは、ホームページ内の求人情報のページをご覧ください。

ご利用者様のサービス依頼についても受け付けています。

在宅扱いであれば、ご自宅に限らず、サービス付き高齢者住宅・有料老人ホームなどの施設でも、住まいの形態は問わず訪問します。

お気軽にご相談ください。

株式会社クオリスでは、

●クオリスケアセンター城東
●クオリスケアセンター生野
●クオリスケアセンター住吉
●クオリスケアセンター東住吉
●クオリスケアセンター平野
●クオリスケアセンター八尾
●クオリスケアセンター旭
●クオリスケアセンター住之江
●クオリスケアセンター東成

でも介護事業を行なっております。

クオリスケアセンターの詳細につきましては、

株式会社クオリスのホームページ↓

http://hp.kaipoke.biz/1c4/

または、QLSホールディングスのホームページ↓

http://qlshd.co.jp/

をご覧ください。

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